大人のいまだからこそ、美術を学ぶ

みなさんにとって「美術」って、どんなイメージですか。「小学校・中学校で成績が悪かった」とか、「ピカソなんて何が良いのかさっぱり解らない」とか、あまり良い意見は聞こえてきそうにありませんね。

そもそも「美術」って、いろいろあるんです。外見から言えば、絵画も、彫刻もそうだし、ポスターや看板だって美術になります。「じゃあデザインがされていればいいのか?」ということになりますが、そのとおりで、コーヒーカップだって、イスだって、車だって、美術になります。

「美術」は、「作家」(画家・彫刻家・デザイナーなど)が、選び抜いた、色、線、面、立体、陰影の集合体で、見る者に「ある印象」を伝えるために作り上げるものです。「美術」で伝えられるものは、「ある印象」ですから、解りやすいものもあれば、解りにくいものもあるし、伝えたいものが1つとは限らないし、気持ちの良い印象もあれば、気持ちの悪い印象もあります。なので「美術」は、作者と見る人の組み合わせで、無限の評価があります。

ここでは、絵画を中心とした美術館と、工業製品などを中心とした美術館を取り上げてあります。あなたも、美術に縁がないとしたら、最初は「好き・嫌い」から始めて下さい。たくさんの「美術」を見ていくうちに、見落としていたものや、新しい発見に気付くはずです。理屈抜きで、「美術」で楽しんで下さい。

世界の有名美術館をご紹介

世界の有名美術館は色々ありますが、その中でも特に見ておきたい美術館をピックアップしました。

1.ルーブル美術館

美術館と言えば、多くの人がこの美術館の名前を思い浮かべるでしょう。こちらの美術館は、フランスのパリにあり、誰でも知っているような、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザや、ウジェーヌ・ドラクロワの民衆を導く自由の女神など、有名な芸術家の作品が多く展示されています。すぐに見終わるということは中々ないかと思いますので、一日全てを使うくらいの余裕をもって訪れましょう。

2.メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館には、ゴッホやモネなど、有名な画家の作品や、彫刻などの作品も展示されています。日本の観光客が楽しめるように、日本語のガイドブックが用意されています。日本語のガイドブックはなんと無料です。作品の中には、日本の「浮世絵」など、様々なジャンルの作品を楽しむことが出来ます。ただ、ルーブル美術館と同様に、すぐに見終わるということは無いかと思いますので、どれを見るかを決めてから訪れるようにしましょう。

3.ウフィツィ美術館

ウフィツィ美術館は人によってはあまり聞いたことのない場所かと思いますが、こちらはヨーロッパで最古の美術館として有名です。こちらでは、ダヴィンチ・ミケランジェロなどの作品が展示されています。イタリアに行くなら訪問しておきたい場所の一つですね。

いかがでしたでしょうか。どの美術館も魅力たっぷりなので、美術館のある国に旅行に行かれる際は、是非一度行ってみてください。

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