チューリッヒ・デザイン美術館

チューリヒ・デザイン美術館は、産業革命以後の工業化社会やポスト工業化社会における教育活動と密接な関係の中で発展してきた。現在の建物は、カール・エゲンダーとアドルフ・ステッガーによって設計されたもので、バウハウスの影響を色濃く受けながら、スイス風とも言えるミニマルな仕上がりとなっており、建築を目指す学生の教材にもなっている。特筆すべきコレクションは、印刷物で有名なスイスらしい、優れたポスターのコレクションだ。

工業デザインのコレクションは87年にスタート

87年からは、スイス国内の企業やデザイナーの作品をベースとして、有名無名を問わず、優れた日用品の収集を開始した。また、チューリヒ・デザイン美術館叢書や年鑑などの出版活動も同館の重要な活動だ。

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